July 24, 2008 1:52 AM
ジャン・コクトーの星
個人的に作っていたクリスマスカードには、
必ずジャン・コクトーの絵の中にあった星の絵を使っていました。
筆致と形状に、どこか惹かれるものを感じて、
それは僕のお気に入りの星でした。
その後、デザインを生業とした後は、個人的な制作物はさておき、
仕事上では使うわけには当然いかず、かといって自分で描いて
みようとしても、魅力を感じられるものを描くことは叶わずにいました。
そんな時、ちょうど子どもと接する機会の多い職場にいた時に、
子どもが夢中になって描いている絵が、ふと目に入ってきた時、
コクトーの星に通じるものを感じました。
もちろん、形状も筆致も全く違いましたが、伝わってくるものには違いを感じませんでした。
きっと、ある年齢の時にしかできない、 固定概念に囚われていない感性によるものなんでしょうね。
固定概念とは、常に意識を支配し、それによって行動が決定されるような観念。
子どもの頃の僕は、林檎を紫に塗った絵を家に持ち帰って親を困惑させたそうです。
意識を支配された今の僕にそれができないのは、成長なのは間違いありませんが、同時に喪失でもあるんですよね。
最近ちるちるグラフィをやっていて、子どもの絵の凄さに改めて感動しています。
失ってしまった僕の自由な感性を痛惜しつつ。。
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